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漢方は中国三千年の長い歴史の中で、体調が悪いとき草根木皮を煎じて飲むと楽になった事を覚え、漢方薬として発達してきました。
つまり古代からこうした経験に裏付けられた医学が中国において形を変えながら理論化され、日本に伝えられ今日の漢方医学に至っているわけです。
店の奥の部屋には、相談室がもうけてあり、そこでお茶を飲みながら漢方相談を行っています。
左の掛け軸は床の間にかけてあるもので「神農」といいます。朝鮮人参を手にしており、漢方に由来するものです。
漢方の漢は「漢字」などに代表されるように中国という意味。方は処方とか治療方の意味で漢方とは中国に淵源をもち、漢方という言葉はオランダ医学(蘭方)が入るようになって両者を区別する必要から命名されました。
近年、薬を煎じて飲まれるお客様は少なくなりましたが、当店では漢方の原点を見失うことないように陳列販売いたしております。
医学は確実に進歩していますが、病気が変わっただけで病人がどんどん減少しているという印象は受けません。「治療薬」は切れ味がよく、早く効くことが求められます。
しかし近年「難治性疾患」といわれる体質・アレルギーに対しては、「症状改善薬」ともいう、マイルドでじっくり効く薬の方が適しているのです。
漢方薬はいくつかの生薬をブレンドして、ひとつの処方として用います。それぞれの生薬の長所を生かし短所を補うための経験知です。
いわば、サッカーや野球のような「チームプレー」で治療効果を最大限にひき出し副作用を最小限にしようとしています。
漢方薬が「からだにやさしい」薬といわれる理由はそこにあります。
症状改薬や体質改善薬として、古い歴史を持つ漢方を現代の皆様にお役にたてたらと思います。
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